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一番の勝利は<大峰山脈 釈迦ヶ岳>

JUGEMテーマ:登山

 

5月10日(金)大峰山脈 釈迦ヶ岳に行って来ました。

<5月10日 大峰山脈 釈迦ヶ岳>

公休の振替で珍しく平日の登山です。午前3時15分門真の自宅を車で出発。一般道を走行して五條から国道168号を南下。道の駅吉野路大塔に到着する頃には夜が明けました。晴天日でも大塔の朝は霧に包まれることが多いですね。持参の朝食を摂取します。建物が「星のくに」らしくUFOのような円型の外観をしています。トイレが和式からウォシュレット付の洋式化へ。洗面の水道が排水口の清潔を保つ為、自動ミスト吐水のハイテク化されており驚きました。朝食後釈迦ヶ岳登山口に向かいます。

 

国道168号から十津川村旭口より奥吉野発電所への道に入ります。中谷集落の手前で小型のイノシシが出現!イノシシは川の方へ走り去って行きました。

 

今度は発電所の手前でシカの群れと遭遇!

 

落下物の箇所は車から降りて除去。登山口の手前は舗装が剥がれて林道はダート化。最徐行して行きます。

 

釈迦ヶ岳登山口に到着。運転に緊張を強いられる区間だったので酔いそうになり疲れました。登山口のトイレは5月中旬まで閉鎖で使用できません。。蛇口の水も出ませんでした。最寄りのトイレは奥吉野発電所まで戻らないと使えないという状況です。大きい声では言えませんが、登山道脇にはティッシュペーパーが散見される事態となっていました。

 

『砂・バラス』荷上げのお願い(山頂まで)

釈迦ヶ岳登山口にカゴが置いてあります。パン入れではなく、南奥駈道の整備・復興・保全の活動で知られる「新宮山彦ぐる〜ぷ」による山頂までの砂袋荷上げの依頼でした。山頂の釈迦如来像は1924(大正13)年に岡田雅行氏(鬼マサ)が単独で運び上げて安置されたものですが、石組の台座が一部崩れ、その修復に大量の砂・バラスが必要だそうです。ボランティアの皆さんの協力もあり、砂・バラスはすでに荷上げされた後で、登山口には残っていませんでした。

 

<5月10日(金) 釈迦ヶ岳の行程>
(6:37)太尾登山口→(7:31)古田の森→(7:50)千丈平→(8:08)釈迦ヶ岳(8:18)→(8:26)馬ノ背→(8:50)空鉢岳→(8:56)椽の鼻→(9:00)両部分け→鐺返し→(9:19)孔雀ノ覗→(9:30)孔雀岳(9:37)→(9:47)孔雀ノ覗→鐺返し→(10:11)両部分け→(10:16)椽の鼻→(10:22)空鉢岳→(10:48)馬ノ背→(10:58)釈迦ヶ岳(11:14)→(11:31)千丈平→(11:49)古田の森→(12:45)太尾登山口

 

合計行動時間:6時間08分 総歩行距離:13.42km

 

 

登山口付近は意外と展望もあり、近畿最高峰・八経ヶ岳や七面山が見えています。

 

登山口を出発。序盤はブナ、ヒメシャラ、シロヤシオなどの樹林帯を進んで行きます。

 

稜線へ上がるとバイケイソウ畑ゾーン。稜線の新緑はまだ先のようです。

 

曇だと思っていたのに、意外と天気は晴。南奥駈の山々の眺望が広がっています。

 

大峰ブルーの朝

 

逆光気味の釈迦ヶ岳と大日岳。暑すぎず快適なトレイルを進撃

 

古田の森

標高1618m地点。一部の携帯が通話できることを確認(←これ重要)。五條警察署、十津川警察庁舎、十津川村役場の連絡先が掲示されていました。本日は村道旭線の災害復旧工事による時間制限通行止の予定があるので電話して聞きたかったのですが、まだ時間が早いので復路で確認することにします。「古田の森」の看板がどこに行ったかと思ったら、岩陰に置かれていました。

 

古田の森を先に進んだところからも八経ヶ岳方面の遠望がはっきり見えます。 

 

釈迦ヶ岳へ向かいます。トレイルの先に登山者の方がおられました。

 

千丈平

山のまこの職場で仕事をサボっている職員がいるのに処罰されることもないという話を聴きながら、そんな人は「信用」という貯金を使い果たしている、長い目でみたら自分自身損をしているんや、って大きい声で喋っていたら先行者がおられたので恥ずかしかったです。。いつの間にか千丈平まで到達。奥駈までもう少しです。

 

「行者のかくし水」付近でシカの群れと遭遇。約8頭いますが、餌を食むのに必死で私の熊鈴の音にも気がついていない様子です。ようやく1頭気がついて頭を上げましたが、逃げようともしません。野生動物は食事中は食べるのに必死で案外ヒトが接近しても気がつかないものなのか、あるいは食べるのが優先で無視されることがあります。私たちはゆっくりとシカの群れから遠ざかり奥駈へ向かって坂を登って行きます。

 

大峯奥駈道まで上がってきました。赤字の奥駈道標は以前なかったもので、新設していただいたものでしょう。

 

釈迦ヶ岳

第四十靡。午前8時08分。登山口から所要時間1時間31分と自己最速で釈迦ヶ岳に登頂。「おしゃかさま」とお会いするのは2018年10月以来通算11度目となりました。山頂には先客が3名おられましたが、直ぐに南側へ下って行かれました。

 

登山口から荷上げされた砂・バラスは台座脇の置かれていました。

 

10分ほど休憩してから孔雀岳を目指して奥駈を北上開始。2013年10月14日に私たちは両部分けを進んだ先の標高1757m地点まで到達。あの時は途中から雲が広がってきたので孔雀ノ覗、孔雀岳まで行くのは諦めたのでした。今回はそれ以来で、この先は修験の道であり今回の核心部。ストックを収納して両手を空けて行きます。

 

釈迦ヶ岳の北側は急斜面のガレ場。残雪期は道に迷いやすそうで、ココに来るのを5月連休が明けるまで待っていました。

 

馬ノ背 西側の展望の広がった細尾根

 

谷を見下すと高度感があります。

 

大峯奥駈道の稜線。左奥に八経ヶ岳(標高1915m)、中央に仏生ヶ岳(標高1804.7m)の大峰山脈のツートップ、右に目指す孔雀岳(1779m)が連なっています。

 

五百羅漢・十六羅漢

孔雀ノ覗と釈迦ヶ岳との間に谷から稜線に立ちあがる露岩群。峯中随一と謳われた絶景に奥駈らしさを感じます。

 

鉄鉢(弥勒)岩

大峯奥駈道は巨岩の東側を巻いて行きます。

 

空鉢岳が見えてきました。

 

鎖場の東側に巻道もありますが、谷側に振られないように注意です。

 

空鉢岳

第四十一靡。周囲の見晴らしは良く、仏に見立てられた奇岩、岩壁がみられます。空鉢岳は役行者が千基の塔婆を建て両親を供養したと伝わります。振り返ると第四十靡の釈迦ヶ岳。6年前にココを通過した時は「空鉢岳」の看板はありませんでした。

 

行者の座禅石

空鉢岳から西側を眺めると目につく奇岩群。昔は行者があの岩の上で座禅をしたのでしょうか?

 

空鉢岳から先に進みます。岩場を登った先には「鬼マサ」が運び上げたあの青銅像がありました。

 

椽(えん)の鼻

蔵王権現は今日もお怒りのようです!

 

阿吽の狛犬

椽(えん)の鼻から見える奇岩。

 

両部分け

曼荼羅は密教の複雑な教えを図式化したもの。大日如来を中心に数々の仏を配して「胎蔵界曼荼羅」と「金剛界曼荼羅」の2つの曼荼羅を合わせて「両部曼荼羅」と呼び、南の「胎蔵界」、北の「金剛界」とを分けるところなので両部分け。数々の山々なども名称からも大峯そのものが「両部曼荼羅」だと考えられているのでしょう。昔は山伏の下げている法螺貝が狭い岩場を通過する時に摺れることから「螺摺り(かいすり)」と呼ばれたそうです。

 

両部分けを通り過ぎるとミヤコザサの稜線。

 

以前はこの先のあたりで折り返したようですが、本日はまだ先まで進みます。

 

鐺(こじり)返し

山伏の護身刀の鞘尻(鐺)を返して岩に触れないようにしたと伝わる岩場。巻道を見つけて東側から行きます。

 

ここまで来ると山上ヶ岳〜大普賢岳〜行者環岳の稜線が見えました。一気に歩き通すのは無理でも、何度かに分けて奥駈の未踏区間を踏破してみたいと思っています。

 

孔雀ノ覗

峯中で「〜覗」といえば屹立した「奥崖」で絶景の地。孔雀ノ覗も例外ではありません。東側の眺望が広がっています。

 

「覗き」の行が行われていたらしく凄い高度感です。前鬼川の上流域を見下します。このあたりの奇岩・岩壁も五百羅漢・十六羅漢を指すという説もあるようです。

 

「極楽の東門」をズーム。屹立してますねぇ〜。

 

孔雀ノ覗から先に進むと苔むす岩ゾーン。大峯の多様性を感じます。

 

孔雀岳のピークは大峯奥駈道から外れて行きます。

 

孔雀岳

第四十二靡。薄い踏み跡を辿り孔雀ノ覗から約10分程度でピークハントです。木の枝で視界を遮られていますが、部分的に展望はあります。記念撮影してゼリー飲料「即攻元気」を摂取して休憩。

 

孔雀岳から金剛山と大和葛城山が見えました。

 

今回仏生ヶ岳まで行く余力はなく、孔雀岳で折り返して釈迦ヶ岳の方に戻ります。

 

両部分けを通過。昔はもっと高度感のある切れ落ちたキレットだったそうですが、現在は土砂が溜まって高度感が減ったようです。

 

椽(えん)の鼻を通過

 

空鉢岳は遠いです。。

 

鉄鉢(弥勒)岩はまだ遠いです。。

 

谷側への滑落に気をつけて・・・

 

鉄鉢(弥勒)岩

東側(画面左)を巻いて行きます。

 

足元が不明瞭な笹ゾーン。軽い藪漕ぎの気分を味わいます。登り返しが堪えます。

 

鎖場の登り返しも堪えます。。

 

いよいよ馬の背

 

馬ノ背通過。

 

釈迦ヶ岳への急傾斜の登り。ここまでの疲労もあり、山のまこは脱水、私は足が攣ります。

 

錫杖と八経ヶ岳

釈迦ヶ岳を発ち孔雀岳で折り返して所要時間2時間40分で再び「お釈迦様」まで戻ってくることができました。安堵感でつい錫杖と共に記念撮影してしまいました。山頂には女性グループが到着されています。私たちが戻ってきたのを見て弥山から縦走してきたと思われたようです。孔雀岳まで行って戻ってきたことを伝えると私らも行こかと元気なことを言っておられます。これはシロヤシオの木だと花にも詳しいようです。別の単独男性が孔雀岳までどれぐらい時間が掛かるか尋ねられますが、釈迦ヶ岳から往復約3時間だとお伝えすると驚かれていました。釈迦ヶ岳山頂から時間通行止の件を十津川村役場に携帯で連絡しますが、通話が途中で途切れます。パンケーキを摂取後、下山開始します。

 

古田の森で再度十津川村役場に連絡。社用のソフトバンクは圏外ですが、ドコモ携帯が繋がります。近日中に工事の予定はあるが、本日の時間制限通行止はないことを確認しました。これで通行止を気にせずに国道168号までの道を通行できますね。

 

登山口まで下ります。眼前には快適なトレイル。ヴィクトリーロードが続きます。

 

足を伸ばして掴んだ6年越しの絶景

 

最近お気に入りの神曲を歌いながら歩きます♪

一番の勝利はあなたといれること

一番の勝利はあなたと歩むこと

(v-road Vファーレン長崎チャントより)

 

登山口まで無事下山。落石ラッセル軽トラが作業していただいたおかげで落石がかなり減って行きの時よりも走行しやすくなっていました。村道の時間制限通行止区間も通過できました。

 

帰路 夢の湯に立ち寄りました。利用客は少なく平日の午後で空いていました。料金600円→500円の割引券をいただきました。

(写真は公式ページより)

 

釈迦ヶ岳には2010年から2019年まで毎年連続して登っていることに気がつきました。山のまこが大峰山脈で最も気に入っている山です。「お釈迦様」にはまた会いに行かせていただきます。

 

 

〜釈迦ヶ岳で出会った花〜

 

ミヤマシキミ?

 

シロヤシオはまだ若葉

 

ミツバツツジ?

 

オオミネコザクラ?

 

 

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